隠れ名盤紹介　その８

　日本で人気のピアニスト、ソニー・クラーク。本国アメリカでの評価は決して高くなく、日本の人気が逆輸入されて再評価されたというのは、ジャズマニアの間では比較的知られた話です。

　

　代表的な作品として「クールストラッティン」が挙げられますが、夭折していることもあり、リーダー作品は少ないです。本作品はその中の一つですが、録音当初は発売されず、ずっとお蔵入りしていたとのこと。最近では大分入手しやすくなっている気がします。メンバーが秀逸ですね。曲が、タイム盤「ソニークラークトリオ」とかなり被っているので、トリオとの聞き比べも面白いかもしれません。

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　一応補足すると、レーベル違いで「ソニークラークトリオ」という作品が二つあり、区別するためブルーノート盤とタイム盤と言うことが多いと思います。一般的に、入門盤として取り上げられるカラフルな鍵盤のジャケットはブルーノート盤です。コンプリート盤を見かけることもありますが、従来の未公開分だけまとめた、別タイトルのアルバムもあります。これに限らず、ボーナストラックが盤によってまちまちなので、気になる人は細かく要チェックです。

 

​1.Junka

2.Blues Blue

3.Minor Meeting

4.Royal Flush

5.Some Clark Bars

6.My Conception

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Sonny Clark (p)

Donald Byrd (tp)

Hank Mobley (ts)

Paul Chambers(b)

Art Blakey (ds)